農家住宅を建てるまで②

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さて、夫婦の希望を叶える土地が見つかりました。
駅近広めの敷地で周りに家無い。完璧。
しかも、目の前まで水道も来てる。

この時点で工務店は決まってました。
土地探しと並行して住宅展示場も回っていたので。

ここから始まったのが農家判定という儀式。
これは市街化調整区域に家を建てるために、本当にちゃんと農業をやってるかを
見て都市計画と調和が取れているか判定し、建築許可を与えるというもの。

私は農業で生計を立てて確定申告もしてる。ちゃんと青色申告。
土地を借りる時にも農業委員会を通してます。
ちなみに2.5ヘクタールの農地を耕作してます。
これは阪神甲子園球場とほぼ同じ面積。

そんな私が、農家判定?これ以上に農家してる人、なかなかおらんで?
と、思いながらもこれをしないことには建築許可が貰えない。

まずはそこに家を建てる事の理由づけから。
これには今、農業をしている場所と家の距離関係などが見られます。
あんまり離れてるとそこに家を建ててどうやって農業するんですか?となります。

農家判定は自治体によって必要な面積も変わるし、役所の対応も割とまちまち。
後で詳しく書きますが、近隣の同意も必要です。
役所の対応や申請書類はめちゃくちゃ煩雑なので、こういうのが得意な建築設計士さんに
お願いしましょう。私も工務店に紹介していただきました。

位置関係を確認してもらいながら、建築士さんが畑に来て写真撮ったりしていきます。
それと並行してどんな家にするのか決めねばなりません。
間取りが決まってないと近隣の同意も貰えません。

同意を貰ってから農業委員会の許可が出るまで約半年。
まずは地域の区長さんの同意が必要。
それに私が家を建てた所は下水がなく、浄化槽なんですが、
その雑排水を水路に流すのに水利組合の同意もいる!
これらは建築士さんが行ってくれると思ってたら全部自分で行ってください!って、
なんのためにお願いしたのかわからんし!www

もちろん、田を造成して家を建てるので農閑期にやらないといけないので、
許可を貰うリミットが1月くらい。そこからコンクリートの壁を作って、
土入れてしばらく待って土をしめて、地盤調査して杭打って。。。
それを3月には終わらさないといけない。

なかなか、困難なミッションの連続でしたが、なんとか完遂。
近隣の同意を貰うときには一悶着ありましたが、それはまた、詳しく書かせていただきます。

兎にも角にもなんとか、家を建てれる状況にはなりました。

つづく

テケ

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